前田「―――ライフサービスさんとは、つむぎになってからご支援をさせていただいますね」
原口社長「そうですね。支援をお願いしたのは独立をされてからでした。
私たちが前田さんの所属されていた組織にコンサルティングをお願いしたとき、もう前田さんは第一線を退いていらしたので……。」
「なので、独立されたと聞いて嬉しかったですね。前職の組織にいらっしゃるままだったら、きっとご一緒していただけなかったでしょうから(笑)」
前田「―――ありがとうございます。ご支援の中心は研修ですが、それまで全くそういった制度はやられていなかったんですよね。」
原口社長「はい。ライフサービスという会社は“才能を発掘する会社”といいましょうか、そういった存在を目指しているのですが、そのためには潰れない会社にする必要があり、だからこそビジネスモデルを磨いてきました。結果的に、研修や教育が後回しになってしまったんです。」
原口社長「それが理由で、組織の成長に限界が来てしまって。
つむぎさんには新人研修からリーダーアカデミーまで、各階層の研修をお願いしています。」
前田「―――中澤さんと河野さんは、それぞれ外部の葬儀社さんと交流の機会のある研修やリーダークラスの研修に参加してくださっていますよね。」
中澤さん「外部の葬儀社さんと接すると、みなさんの覚悟や熱意を感じられて、気が引き締まりますね。」
河野さん「僕もすごく新鮮に感じています。それと同時に学んできたことをライフサービスのみんなに広げていくことも重要だなと感じていますし、それを意識して行動していますね。
僕はリーダーになって3年目なのですが、最初の一年はとにかく会館の売上や部下のマネジメントを漠然とやっており『これで良いのかなぁ』と悩みながら行動していました。
同じタイミングでリーダーとなった同期たちと情報交換すると、彼らも同様の課題を抱えていて。ですが2年目にリーダーアカデミーという研修に参加させていただいてことで、リーダーとしてどこを目指すべきか、マネジメントやプランニングといった方向性の共通認識を持てるようになりました。参加者みんなで切磋琢磨できたのも良い経験でしたね。
今では、仕事をするのがとても楽しくなっています。」
中澤さん「確かに共通認識が生まれましたね。これまで施行件数ばっかり追っていましたが、研修を通して『人時生産性』という新たな価値観を知られました。」
原口さん「彼らが研修で様々なことを学び、社内で共有してくれるおかげで、部下の社員たちの意識も段々と変わってきています。そうやって若い世代が自主的に動くから、上の世代の社員もそれに刺激されていく。支援を通して会社全体がイキイキとして雰囲気に変化している印象ですね。」
前田「―――ありがとうございます。そういったご支援を通して、つむぎ株式会社はどんな会社だと感じられていらっしゃるのでしょうか?」
中澤さん「普通のコンサルの方とは違うイメージですね。数字とは違う側面で勉強になるというか。とても接しやすくしてくださって安心します。」
河野さん「似たような感じですが、本当にコンサルっぽくないと感じています。
当然取引先という関係ではありますけど、すごく親身になって、ライフサービスの中に入ろうとしてくれているのが伝わってくるんです。だからこそ僕らはいろいろなことを気軽に聞けるんだと思っています。」
原口社長「本当にその通りだと思います。経営者として私に圧倒的に足りないものを前田さんは持ってらっしゃるし、支援を通して補ってくださっている。
社員の悩みを聞くというのはその典型ですね。私だったら『そんなの気にするな』っていってしまいそうで(笑)とても助かっています。
いそうでいないコンサルというか、ある意味、ライフサービスのメンター的な存在ですね。
良い会社だったり、想いを大切にしたい経営者さんには、ピッタリの会社だと思います。」
前田「―――そういっていただけると嬉しいですね。
人と組織に関することは何でもお手伝いできるようになりたい。
そう思って活動しているので、展示会などで出会う、売上を追求していきたい社長様につむぎの説明をすると全然響かないんですよね。
一方で社内を見ると、私自身が人に惹かれるというのもあって、歌を作れたり、コピーライティグができたりと、想いに共感した個性的なメンバーが集まってくれているんです。」
原口社長「そうなんですね。でもそれは頼もしいですよね。経営者としてそういったスキルは、買ってでもほしいものですから。」
前田「―――みなさんにお伺いしたいんですけど、いま『つむぎスタイル』というのをまとめていて。みなさんはこのなかで、どれにつむぎらしさを感じられますかね?」
中澤さん「1番はまさにそうだなって思います。強さというか、売上というよりは成長という点。研修からそういった想いがヒシヒシと伝わってくるので、とても嬉しいんですよね。」
河野さん「僕は2番ですかね。数字ではなく、想いを重視している点です。もともと僕らもそういう会社だと思うんですけど、それを明確に実行していらっしゃる。参考になることをたくさんしていらっしゃるなと思っています。」
原口社長「全体を通してそうだなと思いますね。
やっぱり私の考えもそうなんですが、前田さんからは別に会社を大きくしたいとか、儲かる会社にしたいとかじゃなくて、とにかく『いい会社』にしたいという想いを感じるんですよ。
いい会社にしてくれる、手助けに応じてくれるコンサルタントといった感じですね。」
髙島「ーーーとてもありがたいです。みなさんはこれからどういった将来像を描いてらっしゃるのでしょうか?」
中澤さん「前田さんともお話させていただいていたのですが、教育チームと採用チームの連動を実現し、教育プログラムやテスト、レビューなどの仕組みを整えていきたいと思っています。良い人材が来れば出店ができ、やがてはライフサービスのやりたいことに繋がっていくはずですから。」
河野さん「私も同じで、会社のビジョンに向かって進んでいきたいと思っています。そのなかで個人としてのやりたいことを叶えていければ良いなと。」
髙島「ーーーなるほど。ありがとうございます。原口さんはいかがでしょう?」
原口社長「現在の延長線上のことであれば、当然会館が増えていくでしょうから、採用や育成といった人材に関する部分を強化していくことになると思います。
また将来的には、ライフサービスという名前の通り、生活に関わる事業を葬祭業以外にも展開し、地域に貢献していきたいんですよね。
今社内では、プロジェクトとして葬祭業以外の業務がいくつか動いています。やがてはそれらが事業として成立していき、リーダー陣が子会社、関連会社の社長となって行ってくれたら面白いなと思っています。」
前田「―――そうなんですね、ありがとうございます。最後にこれからの私たちに期待することを教えていただいても良いですか?」
河野さん「期待することですか。今が充実していて、これ以上望んでいいか悩むんですけど……。
私たちも成長しつつ、常に一緒に寄り添っていただけたらと思っています。」
中澤さん「そうですね、僕は今まで以上にサポートしていただいたら良いなと思っています。痒いところにと言いましょうか……。きっと成長していくことにつれ、つまづくことも増えてくると思うので。」
原口社長「僕はハイクラス向けの研修をもう一つ作っていただきたいですね。今二人はリーダー研修をしていますが、いつかは卒業しなくてはいけないと思うんです。
そうなったときに彼らが次のステップに成長していけるような研修を作っていただけると嬉しいんですよね。」
そうやって小学校、中学校、高校、大学のように、ステップアップしていくようなイメージでしょうか。
先ほどお伝えした、新しい事業の展開といった意味でも期待しています。」
前田「―――事業構想プログラム有りかもしれないですね……!今日はありがとうございました。」