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信念のあるいい会社 ~(株)リアークスファインド~

2020-07-24

第9期目に見えた次のステージ。 不動産を通じた「人と人のかけ橋」実現に向けて。

今回は今期で9期目を迎えるベンチャー企業「株式会社リアークスファインド」の大人社長に
「経営理念を軸とした企業成長」をテーマにお話をお伺いしました。
単に不動産を売るのではなく、その先にある実現したい未来のために成長を続けてきた同社。
大人社長の経営を支える考え方、そして会社が目指す姿を赤裸々に語っていただきました。
大人社長のお写真です
(株)リアークスファインド創業者の大人慶太社長

初めに、今期9期目を迎えるリアークスファインドですが、創業のきっかけは何だったのでしょうか?

まずは私の紹介からさせていただきますと、私は鹿児島県出身で7人兄弟の4番目の次男になります。
鹿児島在住の時に宅地建物取引士の資格試験を受けるなど不動産業界に関心は持っていたのですが、
20歳になるまではとにかく一生懸命遊ぶ!と決めていました(笑)

ただ遊びながらも「いつか起業しよう」ということだけは心に決めていて、
20歳のタイミングで10万円を握りしめて東京に出てきました。

どこか行く当てがあったわけではないのですが、先輩の家に転がり込みながら就職活動。
いきなりの押しかけでしたが、不動産会社にご縁を頂くことができました。
それが私と不動産業界の出会ったきっかけです。

いつか自分で起業しよう。
と胸に誓い、とにかく頑張ることを決めました。3年目には営業成績トップも獲得。
しっかりと実績を残し続ける一方で、いつまでこの仕事を続けるのかが自分の中で迷いも出てきました。

会社には恩があるし、仲間にも恵まれました。
いきなり会社を辞めるという選択肢はありませんでした。
そんな時、会社の営業方針が変わり、営業部門が徐々に縮小されることとなりました。
組織が徐々に壊れはじめ、数字も伸びない、離職するメンバーも出始める、
そんな状況の中で、1年、2年と過ごしてきました。
その頃から同僚たちの中にはついてきてくれるといってくれる人も何人かいました。
そんな後押しもあり、仕事をしながら独立の準備を進めてきました。

退職の際には何か記憶に残っていることはありますか?

私が退職を伝えたのが忘れもしない2012年12月25日です。
それは何の日かというと賞与の日なんですね。
その日にこれまでの感謝を伝えると共に最後の1か月を全力で仕事をすることを伝えたのですが、、、

返ってきた言葉は、「その日にすぐやめろ」ということでした。正直ショックでしたね。
過去にはトップの成績を達成したり、会社の成長には大きく貢献してきたつもりでした。
むしろ応援してもらえると思っていたのですが、そんなことはなかったのです。
その日のうちに荷物をまとめて一人タクシーで帰りました。涙がでましたね。

20代のすべてを捧げた会社がこんなに人を大切にしない会社なのかと。
私自身が人を大切にしようと思えるようになったのは、この経験も大きいと感じています。

辞めてしばらくの間は、お世話になった方にお礼にまわっていました。
さらにせっかくできた時間なので、いろんな方に話を聞いて回りました。
その時に「社長」になることは簡単なんだと初めて知りました。
法人登記の手続きさえすれば、誰でも社長になれる。それがすごく違和感だったんです。
これが果たして「夢」なのか?
20歳に会社をやると決めたものの、会社をやるだけでは何の意味もない。
それでこの時期に、これからの人生をどうしていきたいかを考えました。

会社設立を通じて実現したいことや5年、6年先の会社の姿。
60歳までの人生を描いた時期でもあります。
そういう意味では、非常に価値がある時間でした。
大人社長のお写真です

その姿が御社の理念等にも反映されているのですね。

理念は実は創業当時はなかったんです。
不動産営業の経験はあり会社をつくりましたが、一方で経営者としての経験はありません。
経営者としての知識、知恵を身に着けるためには必死に勉強しました。
いろんな方の本を読んでいる中で、鹿児島出身である稲森和夫さんの本に出会い、
理念の“必要性”を理解することができました。

確かに営業で成績を上げ続ける人というのは、単なる物売りではなく、
営業としての価値観や哲学があります。
会社における理念はそれと一緒だろうなと。

その後は徹底的に理念とは何かを考えました。
なぜ理念はぼんやり書かれているんだろうとか、業種や業態によって違うのはなぜか?
この会社の理念にはどんな意味があるのか?など。
そこまで考えぬいて、当社にも理念を作ることを決めました。

組織の壁にぶつかる前に、自らそこに課題意識を持たれていたのですね?

壁はすでに私の中ではあったんですね。
5年先の成長までは明確に描けていたものの、その先はまだおぼろげなものだったからです。
壁が顕在化した時に取り組んでも遅いですよね。
ですから壁が顕在化する前にやるべきことに取り組もうと決めたのです。

ですが、言葉にする必要性もすぐに出てきました。
2年目にはすぐに求人をして社員の増員を行うのですが、
その時にはやはり経営理念等を発信する必要があります。

企業理念である「私達は人と不動産のかけ橋となり豊かな人生へ貢献します」、
経営理念を「社員を幸せにし大木の年輪のようにお客様へ広げる」という言葉が出来上がったのは、
まさにこの時だったと思います。

やはり理念ができたことで、一本芯ができましたね。
企業理念は企業の存在価値、経営理念は経営をする上で大切にしていること、
そしてビジョンが会社の目指すべきもの。
それぞれが明確になったことで、いろんな判断基準が統一されていきました。

社内への浸透はどのようにされていますか?

経営計画書を作っていて、それは社員全員に配布しています。
3か月以上かけて、社員と共に作り上げていくものですが、ここに必要なことはすべて書いています。
理念を切り出し、社内の壁にかけているものもあります。

また特徴的な取組の一つに“雑談”というものがあります。
これはMTGの中に“雑談時間”を入れるのですが、
そこで行動基準に則った雑談を準備してきてもらい話をする時間を設けるのです。
「本当にリアークスファインドは人とお客様のかけ橋になることができているのでしょうか?」
こんな率直な質問を投げかけてくれる社員もいます。本当にありがたいですね。
経営方針所のイメージ写真

実際にこの質問には、なんと答えられたんですか?

私も素直に答えました。
「そうなんだ。まだまだできているとは言えないかもしれない。
だからこそ、もっともっと追求したいものとして理念に掲げているんだ」と。

創業から今年で9期目、社長を支えてきた考え方はどのようにして作られたのでしょうか?

いろんなことがきっかけになっていると思いますね。
最初にお伝えしたように私は7人兄弟に生まれたこともあり、
自分のことは自分でやらなければいけない環境で育ってきました。
物事は与えらえるものではないという考えもその環境がベースにあると思っています。

7人の子供を育てた母親からは、多くのことを学びました。
バイタリティは当然のことながらすごかったのですが、
自分が決めたことに対しての集中力、誰に言われても引かない強い姿勢、
全てのことはうまくいくという前向きな考え方、一方でうまくいかなかった時の落ち込み方、
そのどれもが印象に強く残っていますし、私にも似たような部分があると思っています。

仕事を通じて学んだことも多いですね。
先ほども伝えた退職時の話は、人の大切さを感じさせる大きなきっかけになりましたし、
社会人2年目の頃の話ですが、期末1週間で営業売上トップから落ちてしまった経験も痛いほど記憶に残っています。
理由はお客様からの解約ではあるのですが、最後にそのお客様の相談の対応をしたのが私ではなく上司だったのです。
上司が行って、解約となってしまった。
最後の最後でトップからの脱落、しかもそれが自分ではなく、人の手で決まってしまったことは、
大きなショックでしたし、大事なことは自分でやらなければならないと思わされるきっかけにもなりました。

いろんな経験が創業以来の会社の成長を支えているのですね。

ありがたいことに、創業後7期は増収増益を続けられたので順調だったのではないかと思っています。
ですが実は直近の8期目に初めて減収減益になってしまったのです。
コロナの影響はもちろんゼロではないと思いますが、主な要因はそこではないと考えています。

先ほど私の価値観の源泉となる部分をお話しさせていただきましたが、
私は自分が与えられてこなかったという経験もあり、社員には多くの機会を与えたいと思っていました。
だからこそ、研修制度や教育機会は用意していました。
ただ、用意するだけではあまり意味がないのです。
そこを主体的に取りに行く意識があってこそ、用意した機会は活かされるものです。

一方で、私は何か問題が発生した時に現場に出ていって自分で解決してしまいます。
2年目の頃にトップを逃した経験が強く影響しているんだと思います。
しかし、それは結果として社員が成長する機会、主体性を奪っていることでもありました。

社長が引っ張り、問題解決し、全員の成長をサポートする、
そのスタイルができるのは社員が50名になるまで。
それより大きくなった時には、やり方自体を変えなければならないということを
気付かせてくれたのが8期目の減収減益だったと感じています。
大人社長のお写真です

では、これからが次のステージに進むタイミングですね。

経営計画書の中でも今期伝えているメッセージは「第2創業期」です。
これは私自身が一番向き合わないといけないものであることは間違いありません。
自分が現場から離れ、経営により集中し、時間を割くこと。
これは不安との戦いでもあります。ですが、その時期に来ていることも事実です。

家族的な形でここまで育ってきたリアークスファインドという会社を企業に育て、
採用や教育にも一気に加速させます。
当社が目指すべきビジョンは創業当時から変わっていません。
掲げるビジョンが大きいほど、それはちょっとしたことで揺らぐものではなく、
目指すべき頂きとして存在し続けるものです。

そして当社が目指す未来。
それは「コミュニティ形成」につきます。
私たちが提供するサービスのメインは不動産ですが、
不動産を追求することは安心と安全を追求することにつながります。

家やオフィスなど、様々な不動産を通じた安心と安全の場の提供。
そこには人が集まり、コミュニティが作られ、活気が生まれる。
単なる不動産の売買という立場から、私たちが新しいコミュニティを生み出していける存在へ。
そんな事業を通じて、人々の豊かな生活を提供していける会社になっていきたいと考えています。
インタビュアーと大人社長の写真
<この記事を書いた人>
つむぎ株式会社 代表取締役社長 前田亮。静岡県立清水東高校、慶應義塾大学経済学部卒業後、新卒で株式会社船井総合研究所に入社。エンディング業界の立ち上げを行い、チームリーダー、グループマネージャーを得て、35歳で部長となり、BtoCサービス業全般を広く携わる。10億円未満の中小企業における「業績を伸ばす組織作り」をコンサルティング領域とする。「信念のあるいい会社」にもっと入り込んだお手伝いをしたいと2020年独立し、つむぎ株式会社を創業する。

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