いびつさに触れて、愛を知る

寄り添われる温もりから、人と向き合うように
生きるとは何か?を考え続けた学生時代だったように思います。
私は身体の強い子どもではありませんでした。病に力尽きた友人との思い出も、忘れられません。
「つらいときに人に寄り添われる」ことの温もり。それを知ったのは、こうした幼少時の経験からでした。
社会にでてからは病院や障がい者施設で働いてきました。
そこで気がついたのは、人と真摯に向き合うことの尊さ。
短所といわれる部分もその人の個性であり、愛おしい部分だと気づいたのです。
以来「人は長所によって好かれ、短所によって愛される」という言葉が、私の信条となりました。
愛おしい個性を、大切に届けていきたい

人は皆、決して完璧ではありません。
できることもあれば、苦手なことや不得意なこともあります。
でもそれこそが個性であり、人の美しさだと思うのです。
私はその不完全さやいびつさこそを、愛おしいと感じます。
だからこそ、良いところも、そうではないところも。誰かの目ではなく、自分自身の目でその人を見る。
目の前の人に対して、私のからだ全て、そして心で、全力で向き合っていく。
そうしてその人の持つ個性を、丁寧に伝えていきたいのです。
これが私の大切にしている姿勢。
仕事でもあり、生き方そのものでもあると思っています。
「人は長所によって好かれ、短所によって愛される」
この言葉の先にあるのは、「ここに居ていい」と思える人が、一人でも増えることだと思っています。
その実感が広がれば、社会はもっと穏やかで、やさしい場所になるはずです。
