天国様へ支援を行うことになった背景
天国様は鹿児島県を中心に、6カ所の葬祭場を運営しています「あん人らしか、お葬式」という想いを大切にし、地域に密着した葬儀社様です。
天国様へは1年前、評価制度構築を支援させていただいておりました。今回のご依頼は、評価制度の運用に向けて1年間という時間の中で改善したい点や追加したい点がわかってきたので改めて内容修正を行い、実運用に移行したいというご相談を受け始まっています。
人事評価制度支援の内容
構築した評価制度の調整や修正から始めました。
評価制度構築から約1年間の時間が経過したことで新たに「こうしたい」という希望があったので、希望に沿うように評価制度内容を一つひとつ調整していきました。
また、新たに2職種を評価制度に追加したいというご要望もいただき、セレモニースタッフと事務スタッフの評価項目作成を行わせて頂きました。
調整・追加のご支援を半年かけて行い、現在はテスト運用を行なっています。このテスト運用は評価制度が適切に機能するか確認するために行うものです。
具体的には、評価制度を用いて査定した際の等級と現行の給与体系の等級にズレがないか、ズレがある場合には本人と面談を行い、評価制度への理解をいただく説明を行うなど、運用開始後に修正が発生しないように最終確認を行っております。
人事評価制度支援にあたり施した工夫
評価制度の運用が初めてとなるため、社内の評価制度運用体制を整備することに重点を置いて支援をさせていただきました。
まずは意識したのはテスト運用を行う中での問題を洗い出すことです。しっかりと改善に向けて伝えていただけるような関係性づくりにも気を配りました。
いただいた意見をしっかりと受け止め、整理し、仮説を立てて施策を考える。そういったことを繰り返しながら体制を整えていきました。
私たちは実際に評価制度を運用することはできず、運用そのものは天国葬祭様が行っていきます。
そのため天国葬祭様の中でいかに運用できる体制を整備できるかが重要です。
評価制度を作るだけでは意味がありません。しっかりと運用することで初めて成果につながります。
天国葬祭様が自走できる体制づくり、その点を意識してご支援させて頂いています。
プロジェクトの成果
テスト運用において、うまくいかない点に気がつけているのが何よりの成果です。
もし実運用が始めてから修正となると、社員の皆様が評価制度に対して不信感を抱くようになります。そのため運用後の修正はそう簡単に行うことができません。
しっかりとテスト運用の中で問題点を洗い出し、修正して実運用に移行したいと思います。
今後の目標
評価制度の目的は、持続的な成長のためにスタッフの方々に求めるスキルを明確化すること、そして成長を促すことです。
そのため評価制度に関する一連の支援を通し、天国様の持続的な成長に貢献していきたいと思っています。
つむぎコンサルタント:外川多加斗
2024年3月入社。現在は、HRブランディング事業部にて、中小企業の組織開発支援、採用支援、評価制度支援などを中心にHRコンサルタントとして活動。社内では、ウェルビーイング責任者としても従事している。