育成支援させていただくことになった背景
花浄院様は『安定的な雇用の創出により“社員の幸せ”を守ること』を大切にしている企業様です。安定的な雇用の創出のためには、会社の永続成長が必要であり、その軸となるのが「社員の成長」だと考えました。
そこで、社員育成のために必要な要素を話し合った結果、2つのサポートを行うことに。1つ目は、組織の階層別に必要スキルを洗い出し、それを習得するための「階層別研修」。2つ目は、“会社の目指す方向性”と“社員の想い”の接点を見つけ、より自発的に仕事と向き合う環境を作る「パーソナルブランドブック」の制作。以上2つの観点から、社員育成のサポートをさせていただくことになりました。
階層別研修とは
今後の花浄院様に必要な組織イメージを作成した際、「リーダー以上の人材を増やすべき」という課題が発覚。課題解決のため、まずは社員の階層ごとに必要なスキルを明確にしました。そして、社員が実際に必要スキルを身に付ける場を作るべく「カテゴリー別研修」が構築され、つむぎで実行することに。
社員のカテゴリーは「新入社員」や「2年目以上の社員」などの若手から、「店長候補」や「マネージャー候補」などの幹部を合わせ、計9つのカテゴリーになりました。中でも花浄院様が特に力を入れているのは「リーダー研修」。なぜなら、近い将来、マネージャークラスが不足すると予想されたから。また、花浄院様ではリーダーが担う役割も多く、それゆえに成長の幅が最も大きいのです。そのため、リーダー研修を肝とした人材育成に注力しています。結果として、マネージャーの輩出や、マネージャー候補が2名挙がるなどの成果が得られました。
パーソナルブランドブックとは
社員自らが成長を実感するための支援として、パーソナルブランドブックを制作。パーソナルブランドブック制作時に実施する社員様へのインタビューを通じて、「自身の想い」と「会社が目指す方向性」の繋がりに気付いた社員様が多くいらっしゃいました。その結果、社員様自身が「この会社で働いていて良かった」と深く感じられる状態に。他にも、社員同士でパーソナルブランドブックを読み合い、お互いの理解を深めるなどの効果がありました。
また、インタビューを通して社員から出た声をまとめたインタビューレポートでは、「アットホーム」というキーワードが多く見受けられました。花浄院様は『アットホームな葬儀屋さん』を目指しており、代表の想いやブランディングが社内にも浸透していることが明確になったのです。
育成支援の組み立て方
つむぎ株式会社では、企業様が大切にしている想いや、今後の計画と理想の組織をベースに、それを実現するためのサポートを行っています。単に研修を行うのではなく、「戦略人事」という立ち位置で社員様への教育を実施。代表が考える組織体によって階層や必要なスキルは変わってくるため、まずは徹底的にヒアリングしております。
つむぎコンサルタント：つむぎ株式会社 代表取締役 前田亮
1981年静岡県生まれ。2004年、慶應義塾大学卒業後、㈱船井総合研究所に入社。社内で初めてエンディング業界のコンサルティングに本格的に携わり、チーム、グループを立ち上げ、2017年から部長として組織マネジメントに携わる。2020年、人創り・組織創りの経験を活かした人材サービスを提供するつむぎ㈱を設立。お客様、社員に愛され、地域になくてはならない永続企業創りを人材戦略の面からサポートする。
