現場で感じた、つむぎのつながり
こんにちは!つむぎ株式会社の西本です。
2025年4月21日、22日の2日間、鹿児島県にある有限会社天国葬祭様を訪問いたしました。弊社のサービスである「カケハシインタビュー」でお世話になっている方々とお話できる機会もあり、とても有意義な2日間となりました。
その2日目、実際のお葬式を見学させていただきました。私自身、お葬式の場に居合わせるのは小学校低学年のとき以来でした。今回は、実際に見学させていただいて感じたことを綴っていきます。
お葬式の空気に触れて
今回のお葬式には、約30名の方が参列されていました。「お葬式のときに、一人でも多くの人に見守ってもらいたい」と話す方が多くいますが、その言葉の意味が少し明確になったように感じました。
久しくお葬式の場に足を運んでいなかったこともあり、はじめは場の雰囲気に慣れず、少し緊張してしまいました。ただ、式が進むにつれて、少しずつ雰囲気にも順応することができました。
故人は車が好きな方だったそうで、小さな車のフィギュアが置かれていたのが印象的でした。一人ひとりに合うお葬式を提案する、天国葬祭様の姿勢が表れている部分だと感じました。
葬儀を迎えるまでにはさまざまな工程があり、ご遺族のご負担も大きいと伺いました。その中で、少しでも負担の少ない状態でお葬式当日を迎えるために、あらゆる配慮をされているのだろうとも感じました。
一杯のお茶が教えてくれたこと
以前、天国葬祭の社員様とお話をさせていただいた際、こんなエピソードを話していただきました。
「お葬式が始まる前に、ご遺族の方に温かいお茶を用意したんです。そうしたら、ほんの一杯のお茶でしたが、それをものすごく喜んでいただいて。一杯のお茶も無駄にはしない、そう心に誓いました」
ご遺族は心身ともに負担がかかっている状態だからこそ、小さな心配りも大切にする。その心構えには、深く胸を打たれました。
お葬式の終盤、ご遺族一人ひとりが故人に最後の言葉をかける瞬間がありました。想像でしかありませんが、おそらく「1秒でも長くいたい」と考えていたのではないかと思います。
亡くなったとはいえ、まだ目の前に存在がある。しかし、霊柩車に乗せられた後は、もう会うことができません。悔いのないお別れのために、最後の最後までそばに居続けるその姿は、今後忘れることのない光景でした。
その場にいるほとんどの方が涙を流しながら、最後のお見送りを迎えます。こうして、お葬式は終了の運びとなりました。
見学を経て、あらためて思うこと
まず、お忙しい中で見学の機会を与えていただいた天国葬祭の皆さま、本当にありがとうございました。貴重な時間を割いていただき、感謝の念しかありません。
そして、今後も葬儀業界の皆さまと携わる立場として、一端とはいえ葬儀のお仕事に触れることができました。ご遺族の想い、スタッフの皆さまのご対応など、見学してみてわかることが多くありました。
葬祭業界で働く方々のお役に立てる立場になれるよう、今回の見学で得たことを活かしていきたいと思います。