みなさんこんにちは!つむぎの西本です。弊社がご提供するサービスを一つずつ紹介する「つむぎサービス大辞典」、今回が6回目になります。

今回ご紹介するサービスは「ステートメントブック」です。ステートメントブックというサービスを自ら立案した高橋昂希に、サービスの概要から、制作にあたって大切にしていることまでを伺いました。ブランディングを強化したい企業担当者は、ぜひ最後までお読みください!


【お話していただいた人】
高橋昂希(たかはしこうき)
2021年夏につむぎにジョイン。社内ではステートメントブックに加えてパーソナルブランドブックの執筆など、主に「書く」ことを中心に活動中。また、記事内で用いる写真撮影も担当しており、日本全国を飛び回っている。ストーリーや想いのある人を見たり、関わったりすることが好き。


ステートメントブックは「企業の想いを写真メインで伝えるもの」

ステートメントブックは、企業のブランディングにつながるツールと言い換えることができます。例えば、町内を毎日ほうきで掃除する企業さんがあったとして、そういった行動って必ず誰かは見てくれているし、感謝もされるはずです。でも、その光景を見ていない人には、取り組んでいること自体が伝わりません。

行動で示すのも大切ですが、企業がどういった想いを持っているのか、言葉や写真で伝えていくことも大切だと思うんです。「伝える」をベースに置いた取り組みとして、自分が企画書を出してこのサービスを始めました。

言葉や写真で伝えると書きましたが、どちらかというと文章量は多くありません。基本的には写真をメインにして、企業さんの想いが伝わるようにしています。弊社では「パーソナルブランドブック」というサービスもありますが、そちらは「従業員一人ひとり」にスポットライトを当てる一方、ステートメントブックは会社全体に焦点を当てる。2つはこの面で違いがあります。

会社説明の資料だけでは載せきれないことを伝える


ステートメントブックを始めたいと思った理由は、今後より「伝える」ことが重要になると考えたからでした。

現在はどれだけ商品やサービスの質が良くても、そう簡単に売れる時代ではありません。SDGsを筆頭に、社会的に良いとされるものを提供し、環境への責任を満たしていく必要があるんです。

実際のところ、環境に配慮した活動をしている企業はたくさんあります。ただ、そういった活動に取り組んでいることを発信している企業は、そう多くないと思うんです。

どの企業も会社説明の資料は作っていて、そこに事業内容なども記載しているはずです。ただ、良いことをしていても、会社説明の資料では載せづらいケースもある。ステートメントブックではそういった内容を掲載して、会社説明の資料だけで伝えきれない企業の良さを広める役割があります。

伝えることは大切にしつつ、安っぽく見えないように

ステートメントブックを制作するうえで大切にしているのは、どれだけ研ぎ澄ませて言葉をひねり出せるか、そして自然な雰囲気の写真を撮影できるか、という点です。実際のステートメントブックをご覧いただければ分かるのですが、カメラ目線の写真はほとんどありません。

どうしてもカメラ目線だと、その日のために撮っている感が出てしまう。そうではなく、日々の活動記録を残す感覚で写真を撮っているんです。わざとらしさが出ないようには意識していますね。

文章の面では、たくさん書きたくなるところを抑えて、本当に伝えたい内容だけを書くように心がけています。「文字数が多い=安っぽい」なんてことはありませんが、より洗練された文章になるように。例えるなら最初は300文字ぐらい書いていたのを削って、200文字にするようなイメージです。

1〜2時間お話いただいた内容を200文字程度にまとめるので、その点は難しさを感じる場面もあります。人によって考えていることも違う中、どこを拾ってどう包み込んで言葉を紡ぐのか、難しいですけど楽しさも感じています。

実際に制作させていただいた、株式会社みつわの取締役である武井晃さまからは、 以下のようなお言葉をいただきました。

・事前相談の際に名刺を渡すとき、ステートメントブックも一緒にお渡しさせていただいております。すぐに相談に入るのではなく、名刺とステートメントブックでみつわの想いを伝え、安心感をもっていただいてから相談に入ると入会に促しやすくなると感じました。
・面接でも活用させていただいております。みつわで大事にしている想いを伝えることができ、写真も多く載っているので、みつわで行っていることを説明しやすいです。事前相談や面接時に見てもらうことで、質問を受けたり会話が弾む一つのツールになっております。

「会社を設立した意味」を伝えるためにステートメントブックを制作し続けたい


序盤に話した内容と重複しますが、企業のブランディングを実現する手段として、ステートメントブックがあれば良いと思っています。

世の中にはブランディングを強みにする企業がたくさんありますが、どのようにブランディングを進めればいいのか分からない企業も少なくありません。そして、やり方が分からないからこそ、必要以上に言葉が多くなるケースも出てきます。そういったブランディングのやり方に悩む企業に向けて、ステートメントブックを制作していきたいです。

より長期的な側面でいうと、「会社を作る意味」を伝えるためのステートメントブックでありたいとも考えています。

会社を設立するときって「社会課題を解決したい」みたいに、何かしらの思いを持って立ち上げるはずなんです。でも、現実的に会社を長く経営するためには稼がなきゃいけなくて、そうすると「何のために会社を設立したんだっけ」という状況になる可能性があります。

特に従業員が増えれば増えるほど、会社のビジョンとか世界観は伝えづらくなるでしょう。それでも「何のために会社を設立したのか」を創業者が忘れないように、そして一人でも多くの従業員に届けられるように、その役割をステートメントブックが担えたら理想だと考えています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!従業員一人ひとりではなく、企業全体の想いを伝えるのがステートメントブックです。会社説明の資料だけでは載せきれない想いがある、大切にしている考え方を違った形で伝えたい、そんな考えをお持ちの場合はぜひご連絡ください。

また、つむぎではステートメントブックの他にも、さまざまなサービスを提供しております。働くことに前向きになれる、そんな組織を作りたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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【バックナンバー】
幸せな人を増やすことにつながる「VMV構築支援」【つむぎサービス大辞典 Vol.1】
入社後の定着までを考えて取り組む「採用ブランディング」【つむぎサービス大辞典 Vol.2】
従業員の成長につながる「社内報プロジェクト」【つむぎサービス大辞典 Vol.3】