代表者:藤原 由佳
事業内容:葬祭事業、生花事業
所在地:山口県萩市大字椿東3043番地
つむぎ株式会社さんへ連絡をしたきっかけは「社員一人一人を輝かせたい」というパーソナルブランドブックの想いに強く共感したからでした。
当時取り組んでいたのは「サービスの品質向上」、「社内風土を変えていく」、「社員のやりがいを高めていく」という3つの指針です。そのうち「サービスの品質向上」、「社内風土を変えていく」の2つは社員同士で話し合い、進められていました。
しかし最後の1つ、「社員のやりがいを高めていく」についてはどうして良いか全く見当がついておらず……。「社員一人一人のブランディングができたらなあ」という思いはあったものの、具体的な施策が思い浮かんでいなかったのです。
そんなとき、パーソナルブランドブックの広告を拝見し、その場でつむぎ株式会社に連絡させていただくこととしました。
1.パーソナルブランドブック
コープ葬祭様の社員数は約60名で、当時のパーソナルブランドブックからすれば異例の規模感でした。
ですが私たちとしても、藤原社長の想いに応えたいと考えておりチャレンジをさせていただいたんです。
毎月5名ずつお時間をいただき、インタビューを実行。2021年5月から始まった本PJは、1年にも及ぶ長期PJとなりました。
制作後は制作物をプリントして、お客様に頒布していただいています。加えてパーソナルブランドブックは性質上社員一人ひとりと対話を行うため、幹部から社員への理解が進むこととなりました。コープ葬祭様からは「こんなことを話していたんですね」や「それぞれの社員が自分自身を知ることができ、自己肯定感を高められたと思います。」との感想もいただいており、社員エンゲージメント向上機能を存分に活用していただけた事例だと思っています。
コープ葬祭様の取り組みでは制作期間が長期に及ぶことから、進捗状況を報告させていただくミーティングを設けさせていただいておりました。そのためコープ葬祭様は、まさにパーソナルブランドブックから始まる伴走支援を体現されている企業様なのです。
結果として「コープ葬祭様が今何に悩まれているのか」「組織としての課題はどんなところにあるのか」を詳細に把握でき、パーソナルブランドブックの継続的な制作や、現在行われている採用支援PJ 、幹部教育PJへと繋がっています。
2. VMVリブランディング
第一期パーソナルブランドブック制作後も定期的に連絡をとっていく中で「今の会社の想いを言葉にしたい」と藤原社長よりご相談をいただき、VMVリブランディングPJがスタートしました。
VMVリブランディングの根底にあったのは、代替わりに伴う変化でした。
そのため本PJで重要視されたのは、今いるメンバーとVMVを作り上げていくこと。具体的には有志のメンバーを募るところからスタートしています。
全社員に募集を掛け、集まったメンバーと最初に行ったのは「自分たちが大切にしたいと思える“概念”は何か」ということでした。そうして策定していく言葉は、“理念”“ビジョン”“ミッション”という3つの概念に定まったのです。
その後は既存の理念やビジョンといった言葉をベースにしつつ、有志メンバーでのディスカッションや社員全員へのアンケート、さらには取引先へもアンケートを実施。
「自分たちは、これからどうなっていきたいか」、「関係する人たちは、コープ葬祭にどうなってもらいたいか」の視点から、“理念”“ビジョン”“ミッション”を創り上げていったのです。
最初の希望として「次期の経営方針発表会で用いたい」といただいていたため、PJはそこから逆算し進められていきました。1ヶ月に2回のミーティング、それを約5ヶ月間、計10回のミーティングで形にできたのは、有志メンバーの議論が活発だったことが大きな要因でした。そのためつむぎは意見の整理に集中でき、当初の期間でのPJ達成が実現できたのです。
その後は“理念”“ビジョン”“ミッション”の浸透を意識し、3つをあわせた言葉として“フィロソフィー”という概念も生まれました。社員全員が常時持ち歩くツールとして、フィロソフィーを記載した “フィロソフィーカード”も制作されています。
またはフィロソフィーの浸透を担う存在として、制作に携わったメンバーとは別の メンバーによる、エヴァンジリストチームも発足。彼ら主導で、フィロソフィー浸透ワークが行われています。
加えて現在は、よりわかりやすく“理念”を伝えるため、視覚的に想いを伝えるビジョンスケッチプログラムが進行しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これまでにもさまざまな会社様へ、パーソナルブランドブックの導入事例インタビューをさせていただいております。ぜひ他の会社様の事例もお読みになられてみてください。