みつわ パーソナルブランドブック

お客様の職場で実際に社員として働かせていただき、より深い理解につなげる取り組み「ご支援企業職場研修」がスタートしました。

今回紡ぎ手・くにみつがお世話になったのは、長野県南佐久郡に拠点を持ち、県内に複数の店舗を構える株式会社みつわの皆様。「地域で一番『ありがとう』と言われる会社を目指す」を経営理念に掲げる会社です。

現在、私は広報プロジェクト支援でみつわ様の社内報制作を担当中。普段はオンラインでのやりとりがメインのため、直接お会いするのは初めてです。

この記事では、葬儀のお仕事を実際に体験したから見えた景色や、新たに感じたみつわ様の魅力をお届けします!

「お客様に寄り添う」という本当の意味

みつわ 館内

パーソナルブランドブックのインタビューでよく耳にするのが、「寄り添う」というワード。「究極の接客業」とも呼ばれる葬祭業は、「接客」という言葉自体からかすかに香る作業的なイメージとは遠く、温かみのある「寄り添う」がぴたりとはまるように思います。

しかし、1日目と2日目に同行したお打ち合わせで本当の「寄り添う」を目の当たりにし、言葉への認識の甘さを実感しました。

席順やお食事を決める際、お客様のペースを邪魔しない。不安な表情をしたお客様からの質問に、淀みなく答える。その会話のリズムには不自然さがなく、安心感がある。さらに、お客様とスタッフ間には対等さを感じます。

また、1日目に見学したお通夜では、一つひとつの作法を丁寧に行なうスタッフさんの姿が。

ゆっくりと時間をかけることで、ご家族様それぞれが故人様と感覚的に一対一になれる余白を生んでいました。最初は穏やかな雰囲気だったご家族も、だんだんと涙が止まらなくなっていて。悲しいときに、存分に悲しめる空気をつくることもスタッフとしての役目なのだと思いました。

「お客様に寄り添う」
てっきり、どんな言葉をかけるかが重要なのだと勘違いしていました。実際に現場を見てわかったのは、そこにどう存在するか、存在しないか、ということ。心が伝わって、安心に変わるのだと感じました。

以前、社内報を作成する際に、別のスタッフさんが「人それぞれの、寄り添い方がある」と仰っていたことを思い出します。
インタビューで「寄り添う」という言葉を聞いた際は、一旦立ち止まって、その人にとっての寄り添い方にぴったりの表現を探し尽くそうと胸に刻みました。

みつわという、家族。

「家族」と聞いてどんな形を、イメージを、思い浮かべるでしょうか。

ぬくもりを連想する人もいれば、そもそも思い出したくない人もいる。人数だってそれぞれ。血縁が家族たらしめる場合もあれば、「この人は家族だ」という感覚的なものを大切にしている場合もあるかもしれません。

みつわ様のクレドの一つである「家族愛の育み」。初めて目にしたとき、強烈に惹かれました。みつわという会社は、家族である。そのメッセージの強さに、自宅でひとりどきどきしたのを覚えています。

みつわという家族はどんな温度なのか、知りたい。そんな裏テーマを持って、現場研修に向かいました。

3日間さまざまなスタッフさんとお話しする中で感じたのは、ぽかぽかとした温かさ。スタッフさん同士の、「味方である」というまなざし。この人がいるから頑張れるんだ、という声も聞こえてきて心をぎゅっと掴まれました。

そしてそんな関係性は、日々のささやかな会話から生まれ、維持されているのだろうと思います。

人生において数えるほどしか出会えないであろう家族のような繋がりを、会社として築いている。みつわ様の唯一無二の色味であり、素晴らしい強みであると感じました。

今後店舗数が増えれば増えるほど、この関係性を維持する難易度も上がっていく。だからこそつむぎの一員として、これからもみつわ様の良さを守るお手伝いをしていきたい。そう強く思った、3日間でした。

まとめ

みつわ 地域

職場研修を通して感じたのは、実際に体験できることの尊さ。葬儀について伺おうとするとき、情景や香りが鮮明に浮かぶようになりました。想像は知ってることでしか広げられないのだと、改めて痛感しました。

そして、素晴らしさを体感したことで、言葉によって感情が乗る。
みつわ様は家族のような関係性を大切にしていること。それは元々“知ってはいた”ことでしたが、こうして肌で感じることで、誰かに伝えたくてたまらなくなりました。

今回の経験で今後どんな力が発揮できるか、どんな成長ができるか。私も、私のこれからが楽しみです。

最後に、快く受け入れてくださった株式会社みつわの皆様、本当にありがとうございました。