今回ご紹介するのは、兵庫県加古川市で活動する株式会社花浄院(かしょういん)の池本丈太郎様(以下、池本様)。2020年10月〜パーソナルブランドブックを制作し、ご利用いただいてきました。

池本様がパーソナルブランドブックを発注しようと考えた決め手は、「スタッフの人柄を表に出したい」という気持ちからだったと言います。他にも、スタッフ同士のコミュニケーションの活性化といった予想外の相乗効果が生まれたことなど、池本様のパーソナルブランドブックを通した変化についてお話を伺いました。

 

1.自社最大のアピールポイントである「スタッフ」。そんな一人ひとりの良さを伝えられるものが欲しかった

−−花浄院さんがパーソナルブランドブックを導入された経緯を教えてください。

 

池本様:株式会社花浄院は、兵庫県加古川市に密着した葬儀会社です。「かけがえのない思い出に『さよなら』ではなく『ありがとう』を」をミッションとしており、1970年の創業から現在まで地域の方々に選ばれ続けてきました。

私たちがお客様に対してアピールできるポイントは、なんといっても「人材」ですね。働くスタッフが一番の強みであり、言い換えれば「最強の商品」です。以前から、飲食店にあるメニュー表のような商品、弊社で言うと「スタッフ」を説明するものが必要だと思っていました。

そういった考えがあるなかでパーソナルブランドブックを見たときに、「これはまさに自分が求めているものだ」と感じたのです。それどころか、自分が想像する以上の価値を生み出してくれるのではないかという期待も持っていました。

 

2.言葉にせずとも現場に伝わっていた、経営者の想い

−−パーソナルブランドブックを読んで感じられたことはありますか?

 

池本様:パーソナルブランドブックを読んだときに気付いたのは、多くのスタッフが「自分の個性を尊重してくれる会社だから働きやすいのだと、改めてわかりました」と言っていたことです。これは嬉しかったですね。

私は、スタッフが各々の特徴を活かして業務に取り組めるよう意識していますが、その旨を言葉にして伝えたことはありません。にもかかわらず、私が考えていたことが自然と浸透していたのです。経営者として、自分の想いが本当にスタッフに伝わっているかどうか不安になるときもありますが、それが解消されたので安心感にもつながりました。

 

3.スタッフ同士のコミュニケーションツールとしても寄与

−−出来上がったものが届いたとき、社員の方に何か変化は見られましたか?

 

池本様:弊社で働くスタッフが、他のメンバーにも興味・関心を持つようになりました。あるとき、若手スタッフが全員のパーソナルブランドブックを最初から最後まで読み切っていたのです。私はその姿勢に感動しました。


スタッフ同士で業務中にコミュニケーションを取っていても、お互いの過去の話など知らない部分がまだまだあることに気付いたのだと思います。お客様のエンゲージメント向上を目的に制作したはずが、社員同士のコミュニケーションツールにもなったのは予想外でしたね。

 

4.最強の組織をつくる、その役割を担うのがパーソナルブランドブック

−−実際にパーソナルブランドブック制作を通して、新しい気づきはありましたか?

 

池本様:会社づくり、ひいては組織づくりという観点からいうと、お客様は必ずしも当社や私のファンではなくてもいいのだと学びました。

日々業務に励み、お客様から信頼を得てファンがついたスタッフの一人ひとりの集まりが、結果的に「花浄院」という会社の集合体になった。この状態が組織として最強だと思っています。パーソナルブランドブックは組織づくりにも一役買うことに気付きましたね。

 

5.スタッフの想いをお客様と学生さんに伝えたい

−−パーソナルブランドブックの活用イメージを教えてください。

 

池本様:今後は、スタッフ自らの手で、ブランドブックをお客様に渡してもらおうと考えています。スタッフ一人ひとりの想いをお客様へ直に感じていただき、メンバーのことをより深く知ってもらいたいです。

また、採用の場面でもパーソナルブランドブックを活用したいと思っています。「どんな人と働くのか」という部分は仕事をするうえで非常に大切です。学生さんにパーソナルブランドブックを読んでもらえたら、非常にいいアピールができると思います。

 


最後までお読みいただき、ありがとうございました。これまでにもさまざまな会社様へ、パーソナルブランドブックの導入事例インタビューをさせていただいております。ぜひ他の会社様の事例もお読みになられてみてください。

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