みなさんこんにちは!つむぎの西本です。つむぎがご提供するサービスを一つずつ紹介する「つむぎサービス大辞典」、今回が8回目になります。

今回ご紹介するサービスは「心理的安全性醸成ワークショップ」です。サービスを担当する林将寛に、サービスを始めた経緯から、ワークショップで意識するポイントまで語っていただきました。心理的安全性に関心がある方は、ぜひ最後までお読みください!

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【お話していただいた人】
林将寛
大学卒業後はキャリアコンサルタントとして働くことに悩む人に寄り添い、転職して発達障がいを持つ子どもとその親向けの家族支援を行った後、独立。2020年9月つむぎにジョイン。対話的支援を軸に、一人ひとりが働きやすく、仕事で成果が出せる組織の風土づくりに取り組んでいる。


いいチームワークを実現し、いい仕事ができるようになるための「心理的安全性醸成ワークショップ」

つむぎサービス大辞典 Vol.8
心理的安全性醸成ワークショップは、文字通り心理的安全性の向上を目的としたワークショップです。心理的安全性という言葉の定義は難しいですが、「いいチームワークを実現し、いい仕事をしていくこと」と私は考えています。

例えば、会社で働くうえで悩むことがあったとき、チームワークが優れた組織であれば、悩み事の相談も安心してできるはずです。そういった関係性がつくられていると、人間関係の悩みが少なくなって、仕事をしやすい環境につながると思うのです。

いい仕事をするために、お客様に対していいサービスを提供するためには、勇気を持って踏み込んだ議論ができる環境が大切だと考えます。お互いの信頼関係をベースとして、ここぞの場面で言いたいことを言えるチームワークや雰囲気が整っている、この状態を「心理的安全性が高い」と定義しています。このような心理的安全性が高い雰囲気の醸成を目指すのが、心理的安全性醸成ワークショップです。

ワークショップは基本的にオンラインで実施しており、オフラインでの実施も可能です。1回の所要時間は2時間、人数は10名前後で実施するケースが多いですね。

部署や拠点が違うと、同じ会社に所属している方同士でも話す機会は少ないのではないでしょうか。だからこそ、普段話す機会が少ない方々でグループを組み、お互いの新たな一面を知れるようなワーク設計にしています。

過去にパーソナルブランドブックを制作された企業様の場合、ワークでパーソナルブランドブックを活用します。また、制作されていない場合は事前に用意したワークシートを用いて実施し、参加者のことを知った状態で進めていく流れです。

サービスを始める原点は「誰かに向き合える存在でいたい」という想い

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心理的安全性醸成ワークショップというサービスを始めたきっかけには、言いたいことを言えない環境にいる人が苦しんでいる様子を、目の当たりにしてきたことがあります。

もし言いたいことを言葉に出しづらい環境にいると「この内容は誰かに言って大丈夫かな」というように、ネガティブな感情が先に出てしまいます。そういった環境では前向きに働くのも難しいですよね。

仕事を通じてたくさんの人と話をするうちに、組織内での関係に悩む人が多いことを知りました。また、職場に対する居づらさを感じ、離職した人もたくさん見てきたのです。

これまで私は、人のキャリアやご家族、発達障がいを持つ子どもの支援に携わってきました。人生の転機に伴走できる存在でいたいと思い、ライフコーチとして独立した経緯があります。自身が対話を大切にしてきた背景も相まって「誰かに向き合える存在でいたい」と思い、つむぎが実施する支援の形の一つとして、心理的安全性醸成ワークショップを始めました。

お互いに好奇心を持って、等身大の自分で参加してもらえるように

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ワークショップを進めるうえで大切にしていることが2つあります。1つ目は、参加者がお互いに好奇心を持てる雰囲気を整えることです。

ワークの時間内は役職など関係なく、一人ひとりにスポットが当たる時間にします。一人ひとりに光を当てて、お互いについて興味・好奇心を持っている雰囲気を整えれば、自然とその人の魅力や、いいところが見えたりするものです。

心理的安全性を高めていくうえで「人のいいところが見えている」というのは、とても大きな土台になります。何も分からない相手と話すよりも「この人はこういういいところがあるんだな」と思えたら、会話のハードルも下がるはずですから。そういった背景から、参加者がお互いに興味・好奇心を持てるよう、関わり方は創意工夫しています。

もう1つ大切にしていることが、参加者のみなさんが、等身大でワークショップの場に入れる環境を用意することです。

日々過ごしていく中で、自分がなぜこの会社に入ったとか、どういう思いで働いているかとか、そういった内容を振り返る場面は少ないと思うのです。ただ、これまで発信してこなかった想いを言葉にすると、その内容に共感する人が出てきます。もしかしたら誰かにとっての勇気になるかもしません。

参加者のみなさんが等身大のままで、本音で話せる空間をつくり上げることに意味があると思っています。等身大でいられる場をつくることも、大切にしていますね。

一人ひとりの可能性を広げ、組織の未来を輝かせたい

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心理的安全性醸成ワークショップを通じて実現させたいのは、組織に属している一人ひとりが、組織にいる意味を見出して前向きに働くことです。

組織で働く従業員が、自分がいる場所を大切に思えるようになれば、組織の中で信頼感が生まれる。また、信頼感があるからこそ、個人の成長も実現できると思うのです。組織の雰囲気や関係性を良くするための一助として、心理的安全性醸成ワークショップが力を発揮できれば嬉しいです。

また、一人ひとりの可能性を広げて、組織の未来がもっと輝くようにもしたいですね。これからもたくさんの個人、そして組織に向けて、心理的安全性醸成ワークショップを届けていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!組織のメンバーが前向きに働くための方法として「組織内の心理的安全性を高めたい」とお考えの方は、ぜひ心理的安全性醸成ワークショップの導入をご検討ください。

また、つむぎでは心理的安全性醸成ワークショップの他にも、さまざまなサービスを提供しております。働くことに前向きになれる、そんな組織を作りたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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【バックナンバー】
入社後の定着までを考えて取り組む「採用ブランディング」【つむぎサービス大辞典 Vol.2】
一人ひとりの成長と強い組織づくりを実現する「ストレングスファインダー研修」【つむぎサービス大辞典 Vol.5】
企業の想いを写真中心で伝える「ステートメントブック」【つむぎサービス大辞典 Vol.6】